東京都渋谷区立西原小学校
気づいていなかった子の「苦手」を知ってサポート方法を見直すきっかけになった
今回、私が非常に驚き、反省したことがありました。クラスに漢字が苦手な男子がいるのですが、これまでは練習不足ではないかと思っていました。「もう1ページ増やして練習してみる?」という声かけをしていましたが、今回の「読めてる?」アプリの結果をみると、「弱い」という結果が2つ出ていました。彼は、普段の学習ではあまりつまづきが見られなかったので、ディスレクシアチェックアプリで、まさかそういう結果が出るとは思いませんでした。4月からの約一年間、気づいてあげられず、支援してこなかった子だったので、彼はすごく辛い思いをしていた場面もあっただろうにと思い、反省しました。
特別支援教室からのサポートを受けたりと、もともと支援のあった子に対しては、ディスレクシアチェックアプリの結果を見て「あ、なるほど」と思いましたが、私が全然気づいていなかった子にも苦手な部分があったことを知ったのは、少なからずショックでした。
今回のディスレクシア簡単チェックアプリの結果を受けて、すぐに対応していこうと思い、色々なプリントを作り直してみました。これまで、見て書いていたものを、私が言ったことを聞いて書くというふうに変えてみたり、方法を見直す良いきっかけになったと思っています。
「どうして漢字の練習を頑張っても点数が取れないんだろう?」
普段、本人も「困っていることはない」と言っていたので、本人も「読み」をする上で、こういうことが苦手だと気づいていなかったんだと思うんです。非常に真面目な子で、保護者の支援も厚く、お家でも丸つけをしてくれるようなご家庭なので、「どうして漢字の練習をしても点数が取れないんだろう?」と本人が思っていたふしはありました。私も「なんでだろうね?もうちょっと練習してみる?」ということしか言えていなかったのですが、ひたすら漢字を書き続けるという練習方法が彼に合っていなかったのかもしれない…ということに気づけました。ディスレクシアかどうかは別にしても、潜在意識の中に、苦手意識があったのかもしれないと思うと、こちらもアプローチの仕方を変えなければいけないので、気づけたことはよかったと思います。
みんなが知ってる桃太郎と一緒に子どもたちが、楽しく自分で進めていけた
ディスレクシアチェックアプリが終わった後に、「楽しかった!」「おもしろかった!」という感想があったのが印象的でした。桃太郎のキャラクターだったので、子どもたちもすぐに受け入れて、自分たちでどんどん進めたい!という気持ちになっていたように感じました。タブレットを使ったアプリで、子どもたちも一人一台持っているので、操作に慣れています。問題を進めていくときも簡単に操作でき、例もわかりやすかったので、子どもたちからの質問もなくスムーズに取り組めていました。クラス全体としても集中していて喋り出すこともなかったです。
<ミニコラム>①「アプリだから、みんなが最後までやれました。」
個人的に思うのですが、あれが紙だったら、最後までやってない子、やれなかった子がいたんじゃないかな。アプリだけで終わるというのがいいですね。鉛筆を持っているだけでも疲れちゃう子もいるので、丸で囲むだけでもイヤだという子もいるのが中学年なので、指のタップやスライドだけで進んでいけるのがよかったです。